源泉所得税とは
源泉所得税は、給与を受け取る人にとって
年末調整に向けた税金の前払いのような位置づけです。
1年間の税額をざっくり見積もり、
毎月の給与や賞与から少しずつ天引きします。
その後、年末に
・実際の年収
・扶養の状況
・保険料控除
などをもとに税額を確定させ、精算するのが年末調整です。
月々の源泉所得税は、あくまで「仮で計算された金額」です。
源泉所得税額表とは
源泉所得税額表は、
給与額と扶養親族の人数に応じた源泉所得税額を一覧にした表です。
給与計算の際にこの表を確認し、
毎月の源泉所得税を算出します。
給与ソフトを使っていれば自動計算されることが多いですが、
小規模事業者やひとり経営の会社では、
手計算や簡易的な方法で対応しているケースもあります。
これまで、この表は毎年大きく変わるものではありませんでした。
しかし、令和8年度税制改正により、
・基礎控除
・給与所得控除
が見直され、それに対応して
令和8年分の源泉所得税額表 が新しくなっています。
令和8年1月からの給与計算で確認すること
源泉所得税額表の変更は、
令和8年1月支給分の給与から 適用されます。
勤務月ではなく、支給日基準 です。
たとえば、
12月勤務分でも1月に支給する給与は、
令和8年分の源泉所得税額表 を使って計算します。
そのため、年明け最初の給与計算では、
• 給与ソフトが令和8年分に更新されているか
• 手計算・簡易計算の場合は、新しい税額表を参照しているか
を必ず確認しておく必要があります。
給与額を変えていなくても、
源泉所得税額が前年と同じになるとは限りません。
年明けの給与計算前に、
税額表の切り替えだけは一度確認しておくと安心です。
